日本オラクルは11月10日、MonotaRO(モノタロウ)がオラクルのクラウドサービスを採用したと発表した。モノタロウは、カスタマーサービス拡充のために「Oracle Service Cloud」、迅速かつ精度の高い予算・連結管理を目的に「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を採用した。
モノタロウは、工具や建材などの商品を販売するECサイト運営を手掛けており、約1000万点の商品を扱っている。
Oracle Service Cloudを導入し、ウェブサイト上での顧客の自己解決をしやすくするウェブセルフサービス機能や、ウェブサイトのチャットサポートとしてチャット機能を実装。同社の顧客は、電話だけでなく、メールやチャットなどの複数のチャネルから自身の都合にあった問い合わせが可能になる。
また、Oracle Planning and Budgeting Cloud Serviceを採用することで、グループ内の関連するデータを一元管理し、適切な担当者が必要に応じて、アクセス、管理できるようになった。同社では従来、グループ会社の簡易連結や、全社の予算管理業務をオラクル製品以外の予算管理製品や表計算ソフトウェアで実施していたが、子会社の増加など会社規模が拡大する中で、業務負担が増大していた。今回の採用で、予算管理業務の効率化と早期化を実現した。