「作らない社内システム」

ワークスタイル変革に必要なファイルサーバ「クラウド化」の条件 - (page 2)

宮澤 慶

2016-11-21 07:00

クラウド型ストレージサービスの検討と導入

 クラウド型ストレージサービスを導入するにあたり、以下の要件をクリアするサービスを利用したいと考えていました。

  • ファイルの集中管理
  • ファイルの権限管理
  • どこからでも安全にアクセス可能

 なぜなら、クラウド型のストレージサービスはさまざまに存在しており、そのサービスごとに仕様などが異なるため、どの製品を導入するかによって運用を考える必要があったためです。もう少し細かく要件を見ていきましょう。

集中管理

 一般的なクラウド型ストレージサービスの場合、各個人ごとのアカウントでファイルを保管し、それぞれがクラウドに同期されるというサービスが多く存在します。

 この場合、ファイルの保管が個々人に依存し、共有する場合はそのユーザー側で個別に共有で設定する必要があり、どのファイルが誰に共有されているかを把握することが非常に難しくなります。結果的に一元管理が実現できません。

 そのため、ファイルの保管場所は1つで、アクセス制御などが管理者側で適切に設定できるサービスを利用したいと考えました。

権限管理

 前述のとおり、社内のActive Directoryは存在しないため、クラウドサービス側で権限をコントロールする必要がありました。

 ファイルを一元管理するため、経営情報や人事情報なども含めたファイルも扱うことになり、柔軟でかつ細かくフォルダやファイルへのアクセス権を設定できることが非常に重要です。

どこからでも安全にアクセス可能

 われわれのオフィスは元々は東京だけでしたが、名古屋、大阪、福岡、仙台と増えたことにより、一元管理されたファイルをどの拠点からもアクセスできる必要がありました。

 あわせて、営業メンバーの提案書など、外出先でファイルを編集できるようにしたいということもあり、場所にとらわれずに、どこからでも利用できるということも重要でした。

 これらの条件をすべて満たしているサービスは「Box」でした。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]