ハイテク企業は家族に優しく親しみやすかったり、楽しい職場を提供することで先んじている場合が多い。Glassdoor Technologiesが集計した柔軟性のある仕事のリストで、テクノロジ関連やソフトウェア関連の仕事が上位に入っているのは、こうしたカルチャーが理由かもしれない。
ワークライフバランスは、常にこうした企業の目標の1つとなっており、企業が最高の職場になるよう促してきた。同時に、仕事の中には単に他よりもバランスが取りやすいものもある。仕事が楽しいので私生活に影響が及んでも気にしないという人もいるかもしれない。これには、テクノロジ分野の職に就いている人の多くが同意するだろう。あるいは、会社が家族のような社風なので、会社に行くのは2つ目の我が家に行くようなものと感じている人もいるかもしれない。仕事と家庭の境界をあいまいにしたい人もいるはずだ。
以下は、Glassdoorが公開しているワークライフバランスに優れた仕事と、なぜ上位にランクしたのかについての筆者の私見だ。
- 企業の求人担当者
最も柔軟性のある仕事であり、人々がそのように考えるのも納得がいく。求人担当者が自身の状況に満足し、リラックスしていることは極めて重要だ。ストレスや閉塞感、あるいは圧迫を感じている場合、採用担当者が企業に関心を持ってもらおうとしている相手もそれをすぐに感じ取るだろう。求人担当者が疲れきっているような企業に勤めたいと思うだろうか。
- UXデザイナー
この職種がバランスの取れた職種として2位にランクインしたことは興味深い。従業員や顧客などさまざまなユーザーグループと密にやり取りしなければならず、彼らが考えていることや感じていることに非常に敏感で、柔軟でいる必要のある職種だ。
- データサイエンティスト
2010年代に人気が高まった新しい職種であり、自分の好きなように方針を立てることができる仕事であるというのも理にかなっているだろう。職場でのバランスをとったり柔軟性を持ちたいという要求も方針に入っているのだろう。
- 戦略担当マネージャー
合併や買収による新しい事業分野への取り組み、プログラムや提携の構築と実行、新しいビジネスモデルの開発といった、緊張やプレッシャーが大きい状況が多い仕事の1つと言える。9時から17時まで固定の作業スペースにとどまっていることなく、組織を自由に動き回ることができなければならない。
- UIデザイナー
2のUXデザイナーと共通する部分が多い。
- 採用コーディネーター
- テクニカルアカウントマネージャー
- モバイル開発者
- DevOpsエンジニア
- リサーチエンジニア
- マーケティングアナリスト
- スクラム(アジャイル開発関連)マスター
- 代行講師
- 図書館アシスタント
- ソーシャルメディアマネージャー
- PHP開発者
- ウェブデザイナー
- コンテンツマネージャー
- テクニカルエディター
- データアナリスト
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。