今回の出展で目立っていたのは中国系の企業の多さだ。特に「Gateway to China Market」といったメッセージを掲げ、欧米の企業ではなかなか参入が難しい中国の金融市場の特性を利用して橋渡しをするポジションを狙っている企業ブースが多く見受けられた。
中国市場へのゲートウェイがキーメッセージ
中国のLianLian Payも大きなブースを出していた
また展示会社の中央にはベンチャー企業だけを集めた展示を行っており、エンドユーザーに訴求するより、買い手や投資会とマッチングするには最適の場だったのかもしれない。
スタートアップが並ぶStartup Row
TwillioやAmazonも小さいながらもブースを出していたのが、興味深い。Linux Foundationがリードするオープンソースによるブロックチェーンの分散台帳の実装である「HyperLedger」も出展していた。
Twillioのブース。モニター1台と説明員という最小構成
HyperLedgerのブース。ここも基本は最小構成で対話がメイン
今回のエキジビションでは、北米と欧州の金融大手と中国企業が入り混じってそれぞれの大きな市場、つまり北米、欧州、中国をターゲットにソリューションを訴求していた。日本企業があまり目立たず、どちらかといえば来場者側に多かったように思える。しかしインド系米国人と中国からの来場者が多かったのが印象的だった。