日本株展望

米利上げを織り込み円安進行--利上げなしならどうなる?

ZDNet Japan Staff 2016年11月30日 11時07分

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今日のポイント

  1. 12月14日にFRBが0.25%の利上げを決定することを先に織り込み、ドル金利が上昇、円安株高が進んでいる。利上げがなければ、円高株安に反転するリスクがある
  2. 米景気は回復、米インフレ率が上昇しつつある。Yellen FRB議長は利上げを示唆しており、利上げが実施される可能性は高い
  3. 12月2日発表予定の米雇用統計と、Trump次期大統領の発言には注意が必要

 これら3点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

12月14日の米利上げを織り込み、ドル金利が上昇

 12月13、14日の米金融政策決定会合(FOMC)で、0.25%の利上げが決定される(FF金利の誘導水準0.25~0.5%を、0.5~0.75%へ引き上げる)ことを、世界の金融市場は先に織り込んだ。利上げ実施前に、既にドル金利が上昇、ドルが全面高となった。ドル高(円安)を好感して、日経平均も大きく上昇した。

米国の10年、5年、2年金利推移:2016年1月4日~11月28日

金利推移

 米中央銀行(FRB)のYellen議長は、近く利上げが実施されることを示唆しており、12月14日に利上げが発表されなければ、大きなサプライズ(驚き)となる。

 米FRBは、市場との対話を積極的に行い、金融政策の変更を先に織り込ませ、変更当日に、金融市場に大きなショックを起こさないことを目指している。2015年12月の利上げでも、Yellen議長は先に利上げの示唆をしていたので、利上げ発表当日は、金融市場に大きな変動は起こらなかった。

 2016年の12月14日は、「利上げがあれば市場に大きな反応はなく、利上げが無ければ大きな反応が起こる」と考えて良いだろう。

 もし利上げがなければ、ドル金利が低下し、円高株安が進むことになるだろう。そうなる可能性は低いと考えられるが、リスク要因として意識しておく必要はある。

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