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LEGOでの学びや遊びがIoTで進化--複数言語でプログラムも可能な「SBrick Plus」 - (page 2)

Federico Guerrini (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-12-05 06:30

 このため、初代の製品が主に家庭で遊ぶものだったのに対して、今回の製品では教育目的を含むさまざまな用途が考えられる。16個までのSBrickに同時接続でき、各SBrickも互いに通信できるため、可能性は想像力が及ぶ限り無限大だ。

 実際、11月に行われたKickstarterのキャンペーンを成功に導き、10万6222ドルを集めてこのプロジェクトを実現させたSBrick Plusの最初のデモは、ハンガリーの私立学校で、6歳児のクラスを対象に行われたものだった。

 「単純なデモとして当社が作ったモデルは、子供が作れる相撲ロボットで、作り終えるとロボットをお互いに戦わせることができた」と同氏は説明している。

 幼い生徒たちもSBrick Plusを気に入ったようだが、これらのブロックは大人向けにも設計されている。Vengitによれば、ケンブリッジ大学のコンピュータサイエンス学部も、研究プロジェクトでこのブロックを利用しているという。

 自宅や学校で子供たちが行えるアクティビティを集めた教材集も作成されており、同社によれば、この教材を教育に使用することには、ケンブリッジ大学の教授らによる支持を得ているという。

 SBrickはこれまでに米国とドイツを中心に2万1500個販売されているが、日本、韓国、台湾でも売れている(全販売数の約20%がアジアとなっている)。クラウドファンディングのキャンペーンが成功したことで、SBrick Plusも生産されることになり、最初の製品は12月に出荷される見込みだ。

 Vengitによれば、多くのスタートアップのプロジェクトとは違って、SBrickは販売初日からブロックの売上で黒字を出しているという。SBrick Plusの価格は59ドルとなっている。あまり高い値段には見えないかもしれないが、LEGOで作った電車など、何十個ものスマートブロックを必要とするようなプロジェクトでは、トータルの費用はかなり大きくなる可能性がある。大量注文には割引が用意されている。

 Vengitの本業は、システムのパフォーマンス最適化を支援する事業だが、会社全体でも黒字を出している。同社の主な顧客には、有名なスタートアップである、プレゼンテーションソフトウェアの「Prezi」と、ライブストリーミングサービスの「Ustream」も含まれている。

 「VengitがSBrickを作り始めた理由は、3年半前に、『景気はいいように見える。他人のために働くよりも、自分たちで何かをやってみよう』と考えたことだ」とPasztor氏は述べている。

 どうやら、それは正しい判断だったようだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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