KCCSモバイルエンジニアリング(KCME)は11月30日、クラウド型の現場管理支援サービス「SmartBee」の提供を開始した。スマートデバイスの活用により現場の作業効率を高め、現場作業者と管理者とのコミュニケーションを円滑にする。
現場作業者は、スマートデバイスからサービスにアクセスし、あらかじめ登録されている作業項目に従って作業を実施する。作業結果を入力し、現場写真を含め、その場で情報をアップロードすることで「現場の見える化」を図るとしている。管理者は、現場作業者からアップロードされた情報をリアルタイムに確認、承認できる。

サービスイメージ
業務内容にあわせて、利用者や作業項目のカスタマイズが可能で、現場で作業結果を入力することで、新たに報告書を作成する工数を削減する。大量の報告書を取りまとめる管理者の負荷軽減、必要な写真の撮り忘れ、現場作業者と管理者との情報共有不足による戻り作業などを減らすことで、ワークスタイルの変革に貢献できるとしている。

画面イメージ
KCMEは、「SmartBee」の利用シーンとして、通信・環境・ビル設備などの保守・点検、通信・建築・土木・電気・環境設備などの工事・施工、通信・情報・環境機器などの設置・交換、現地調査・ラウンダー業務・外勤営業、災害時の被害状況報告などに幅広く利用できるとしている。
今後は、IoTセンサ、ドローン、ウェアラブル端末などとの連携機能を開発していく見通しだ。