家電量販店ノジマと日立製作所は12月2日、日立が開発したヒューマノイドロボット「EMIEW3」を活用した小売店舗での接客実証実験を開始すると発表した。
実証実験は、12月10日から神奈川県内のノジマ3店舗において開始される。
実証実験の概要
今回の実証実験に先立ち、両社は「EMIEW3」による店舗内での対話や案内方法を共同で検討した。接客内容は、ノジマに来店した顧客に対して売り場の案内やお薦め品の紹介するというもの。
「EMIEW3」は、2005年に開発された、人と対話し行動するロボット「EMIEW」に改良を重ねたもので、2016年4月に発表された。公共スペースや商業施設などにおいて、サポートを必要とする人のもとに自ら移動し、接客・案内などのサービスを行うことを目標に開発された。今回の実証実験では、併設したディスプレイと連携し、フロアマップと売り場の画像を投影することで案内や商品紹介を行う。
実証実験のイメージ ステップ1
今後両社は、実験の結果をもとに、販売管理システムと連携した接客を検討していく。