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ワークスアプリケーションズは11月29日、大手企業のシステムユーザーに対するアンケート調査を実施した。調査によれば、80%近くのビジネスマンが、「操作感」「情報のレコメンド」「検索性」「入力の頻度」「スピード」「デザイン」などにおいて、「コンシューマーサービスと比べて業務システムに満足していない」ことが分かったという。
ワークスアプリケーションズでは、企業の業務に一般消費者向けのIT製品やサービス・技術を取り入れるという「コンシューマライゼーション」の流れが企業の業務システムの利便性に大きな影響を与えるようになっている現状を踏まえ、2015年8月26日にアンケート調査を実施した。ワークスの顧客307社715人を対象とした、業務システムの利便性に対する意識調査だ。
主な結果は以下の通り。
普段利用しているコンシューマーサービスについては、「Google」「Yahoo!」を筆頭に、「Amazon」「YouTube」「Facebook」といった回答が上位を占めた。ほとんどの回答者が複数のサービスに対して「利用している」と回答しており、生活のあらゆる場面でコンシューマーサービスが浸透している状況が伺える。
一方、コンシューマーサービスと比較した業務システムにおける満足度については、「不満」「やや不満」との回答を合計すると85%にもなった。多くの回答者が現行の業務システムに何かしらの不満を持っていることが裏付けられた。
さらに、「スピード」「デザイン」「操作感」「情報のレコメンド」「検索性」「入力の頻度」の6つの項目別の不満度については、「スピード」に対する不満が最も高い結果となり、多くの回答者が業務システムにおける処理の遅さをストレスと感じていることが分かる。
そのスピードにコメントとしては「操作の途中で固まるのが不満」「処理を行ってから結果が出るまでに時間がかかる」などが目立っており、いかに利用者を待たせることなく、必要な情報をスピーディーに提示することができるかが業務システムの利便性を高めるポイントとなっていると同社は推察している。
「デザイン」「検索性」については、「ユーザーインターフェースの面で劣っている」「どこにどのデータが入っているかを知っていなければ、欲しい情報を探し出せない」といったコメントがあり、コンシューマーサービスに比べて直感的なデザインでない点、必要な情報を見つけるのが難しい点が、利用者の負担となっていることが分かる。
また、業務システムの利便性に対する問題提起を目的とし、コンシューマーサービスとの格差を描いた動画を公開した。
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