アウトソーシングテクノロジーは、12月21日、サイオステクノロジーと協業し、システム構築ソフトDrupalを、Microsoft Azure上で「Drupal on Azure」として共同で推進していくことを発表した。
Drupalは、米ホワイトハウス、NASA、オーストラリア政府などで活用されている、システム構築用のオープンソースソフトウェア。カスタマイズおよびセキュリティ機能、拡張性で定評がある。
今回の両社の協業では、サイオステクノロジーが提供する企業向けOSS導入支援サービス「OSS on Azure」と、「Drupal on Azure」を組み合わせたサービス提供を実施していく。全国で事業を展開し開発要員も豊富な両社で協業提案を行い、欧米でデファクトスタンダードとして使われているDrupalを国内企業に素早く安全に利用できるようにしていく。
アウトソーシングテクノロジーとサイオステクノロジーの協業イメージ
「OSS on Azure」では企業のシステムに必要な技術検証の支援から、設計・構築、基本的な監視や運用支援サービスを一貫してサイオステクノロジーが提供しており、アウトソーシングテクノロジーは、Drupalの専門部署を持つ。IoTやFinTechの分野でのDrupalの利用が拡大していく中で、「OSS on Azure」のユーザーにDrupalの活用を促していく。
アウトソーシングテクノロジーでは、今回の協業では、単にDrupalを導入するだけでなく、他のOSSや、Office 365、認証システムなど様々なシステムと連携し、グローバルに運用できる大規模なシステムの構築を目指していくとしている。