日本アイ・ビー・エムとセコムトラストシステムズは、12月21日、IBMクラウドとセコムトラストシステムズのデータセンターを高速接続し、VMware NSX環境のパフォーマンスを測定する実証実験を行ったと発表した。
同実証実験では、セコムトラストシステムズのデータセンターとIBMクラウドのデータセンターを、専用IPネットワークで接続する環境で実施された。接続には、IBM Bluemix Infrastructureによるダイレクト・リンク・コロケーションVRF接続が利用された。この環境は、実際に利用される環境を意識したもので、ハイブリッドクラウド環境に求められる可用性、セキュリティ、レスポンス等を確認する目的で構築された。
セコムトラストシステムズのデータセンターとIBMクラウド上で稼働するVMware NSX環境間の接続形態と通信品質を検証したところ、VMware NSXを組み合わせることで高い次元でのハイブリッドクラウド要求を満たせる結果が得られた。
セコムトラストシステムズは、今回の結果を受けて、同社データセンターのオプションサービスとして、検証環境と同等の環境を利用できるサービス「クラウド接続 for Bluemix Infrastructure」をリリースした。