SCSKはビジネスアプリケーション群「SAP Business Suite 4 SAP HANA(S/4HANA)」導入テンプレートとその関連サービス「Add-Value」シリーズをAmazon Web Services(AWS)上で12月15日から提供している。12月21日に発表した。
S/4HANAはインメモリデータベース「SAP HANA」がベース。導入テンプレートは「Add-Value for Accounting」「Add-Value for Manufacturing」「Add-Value for 手形管理」の3種。
Add-Value for Accountingは、一般会計や債権管理、債務管理を対象にしており、SCSKが持つノウハウをもとに日本企業の会計業務に必要な手形管理、各種自動消込などの主要機能をあらかじめ実装している。
Add-Value for Manufacturingは、組立プロセス製造業で必要となる販売や購買、生産、財務会計、管理会計などの業務をカバー。Add-Value for 手形管理は、手形管理に必要な計上から決済までの機能に加え、「でんさいネット」対応機能を兼ね備えたアドオンをあらかじめ実装している。
関連サービスでは、S/4HANAの導入やマイグレーションを支援する各種サービスを順次提供していく予定だ。第1弾として概念実証(POC)サービスを提供開始する。S/4HANAを使って、自社業務との簡易適合性を検証する。このサービスを利用することで、各種テンプレートとクラウド環境を活用して早期に検証できるとしている。
SCSKは、同サービスを2018年12月までに30社に提供することを目標としている。