デル代表取締役社長 平手智行氏、EMCジャパン 代表取締役社長 大塚俊彦氏

デル株式会社 代表取締役社長 平手智行氏
2016年は、「デジタル トランスフォーメーション元年」となりました。クラウドや仮想化、AIやIoTをはじめとする最新テクノロジが人々の生活や働き方に変化をもたらし、また、同時に新たなビジネスチャンスが創出され、新規参入を果たす企業も登場してきました。デルとEMCにとって歴史的な年となりました。
9月に統合が完了し、 エンタープライズ分野で世界最大級のテクノロジ企業となるDell Technologiesが始動しました。国内でも既にデルとEMCの最新テクノロジを統合した新製品やソリューションを発表しました。
2016年を振り返ると、デルはサーバ、PC クライアントの両面で、マーケットシェアを拡大するとともに、Hadoop、ハイパーコンバージド、ハイブリッド クラウドなど先進仮想基盤において、大型案件を多数獲得しました。
また、クライアントノートブック部門では、保守体制とプロセスを向上したことで、市場をリードする満足度評価を頂きました。さらに、デジタル トランスフォーメーションにおける提案価値の向上を目指し、大幅な増員、社内体制とプロセスの改革など多くの変革を実践しました。
一方、EMCジャパンは、顧客のデジタル トランスフォーメーション支援を目指し、重点事業分野として「オールフラッシュの年」「コンバージドインフラ元年」を掲げて最新鋭の製品やサービスを提供してまいりました。両分野での大幅な伸長とともに、ストレージ分野でのマーケットシェアを拡大しました。

EMCジャパン株式会社 代表取締役社長 大塚俊彦氏
また、パートナーとの販売、サービスにおける協業を一層強化し、クラウド分野での協業プログラムの拡充も図りました。さらに、価値向上を高めるための変革活動を推進していく中で「働きがいのある会社」の1社として評価を頂きました。
デジタル トランスフォーメーションが本格化する今日、すべての業界、企業が大きな変化を求められています。しかし、2016年Dell Technologiesが4000社のビジネスリーダーを対象にグローバルで実施した調査によると、自社がビジネスを展開している業界が3年後にどう変化しているのか予想できないと回答している企業が、48%にも上るという結果が出ています。
これらの不安を払拭するべく、2017年、新生Dell Technologiesは、クライアント/サーバシステムを中心とした従来型モデルを基盤とする第2のプラットフォームの支援のみならず、顧客の企業成長に不可欠な要素であるクラウド、仮想化、AI、IoTなどを生かすための「デジタル トランスフォーメーション」への取り組みを「Dell EMC」ソリューションで加速させ、ビジネス変革の実現をお手伝いしてまいります。