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展望2017

IT企業の年頭所感(4)--グローバルに広がる機会と脅威に対応する - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2017-01-11 12:46

ソフトバンクグループ 代表 孫正義氏

 2016年はソフトバンクグループにとって新たに大きな一歩を踏み出した年でした。それは長年の悲願でもあり、シンギュラリティを迎える世界に向けて、重要な一手でもある英ARMの買収です。ARMはすでにスマートフォン市場などで圧倒的ナンバーワンのシェアを誇ります。

 また、次世代ニーズに対応できるさまざまな付加価値を持つARMアーキテクチャを搭載したチップは、今後ありとあらゆる産業や生活において活用されるデバイスなどに採用されていくことでしょう。電子機器のコア技術を担うARMは、ソフトバンクグループの事業戦略において今後さらに重要度を増し、グループの中核的な存在になっていきます。

ソフトバンクグループ 代表 孫正義氏
ソフトバンクグループ 代表 孫正義氏

 IoT時代の本格的な到来により、インターネットにつながる多種多様なデバイスは今後爆発的に増え続け、そこから生まれるビッグデータも加速度的に増え続けていきます。また、シンギュラリティを迎えれば、ビッグデータなどの分析により人間の知性では思いもつかなかったアイデアや知恵が生み出され、いずれ人類に貢献する「超知性」も誕生することになることでしょう。この流れは世界的かつ不可逆的なもので、パラダイムシフトは近年加速しています。

 すでにソフトバンクグループには、このパラダイムシフトに向けて重要な役割を担う事業会社がたくさんあります。国内通信事業を担うソフトバンクと米国通信事業者であるSprintは、最先端のテクノロジが投入される日米市場において快適な通信サービスを提供できる、高品質かつ強固なネットワークを構築しており、今後もグループ事業の柱となっていきます。

 さらに、2016年12月に出資を発表したOneWebが、全世界にブロードバンドを提供できる衛星コンステレーションを構築し、これと組み合わせれば、世界でも類を見ないグローバルブロードバンドネットワークが誕生します。これらのインフラをベースに、IoTビジネスも急速に発展していくことでしょう。

 また、アリババグループをはじめとしたアジア各国で展開するEコマース事業、Pepper に代表されるスマートロボット事業、インドのOlaや東南アジアで展開するGrabなどのライドシェア事業、米SoFiが展開するFinTech事業など、最新のテクノロジを活用した革新的なビジネスを世界中で幅広く展開しています。これらのグループ会社は、いずれIoTのエコシステムの中で有機的に結びつき、さらに新しいビジネスモデルを生み出し、進化する大きな可能性秘めています。

 また、従来のベンチャーファンドと比較して過去最大級となる「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の設立を予定しており、ここから有望なテクノロジ企業への投資を進めることで、出資先企業の発展を通じて社会に貢献し、情報革命を加速させていきます。

 ソフトバンクグループの一番の強みは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念を信じ、共有している素晴らしい経営者がグループ各社にいることです。われわれは、最新のテクノロジと革新的なビジネスモデルで情報革命を牽引し、世界中の人々から必要とされる企業グループであり続けるため、果敢に挑戦し、自らも進化を続けていきます。

 今年もソフトバンクグループをよろしくお願いいたします。

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