調査

見えないものを可視化する5つの科学的な新手段--IBM予測 - (page 3)

NO BUDGET

2017-01-12 07:00

マクロスコープが限りなく細部にわたり、地球の複雑さを理解

 今後5年間で、人々の視野や理解の範囲内にある数十億のデバイスから集められた幅広い複雑なデータをもたらす物理的世界に関する情報整理をするために、機械学習アルゴリズムやソフトウェアが活用されるようになっていく。この、ソフトウェアとアルゴリズムのシステムとして地球の複雑なデータすべてをまとめ、その意味を見出すために分析を行うことを、IBMではマクロスコープと呼んでいる。

 例えば、気候、土壌条件、水位、それらと灌漑(かんがい)との関係性についてのデータを集約し、整理し、解析することで、新世代の農家は、栽培に適した農作物を選択し、貴重な水資源を節約しながらどこに作物を植えて生産性を上げるかを決定する際の助けとなる洞察を得ることができるようになる。こうしたコンセプトに基づいて、IBM Researchは2012年にGallo Wineryで研究を開始した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]