グーグル、クラウドで暗号化キーを管理できる「Google Cloud Key Management Service」発表

ZDNet Japan Staff 2017年01月12日 13時31分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Googleは米国時間1月11日、クラウドサービス「Google Cloud Platform(GCP)」で暗号化キーを管理できるサービス「Cloud Key Management Service(KMS)」をベータとして提供することを発表した。

 Cloud KMSは、データ暗号化のための暗号化キーの作成や管理をクラウドベースで行うことができるサービス。GCPなどの環境で保存されているデータについて、クラウドがホストするソリューションの対称暗号鍵を管理できる。Cloud KMS APIを利用して鍵の作成、使用、ローテーション、破棄が可能だ。クラウドにあるデータの安全性については懸念も多く、Googleは金融やヘルスケアといった規制の厳しい業界でCloud KMSが役立つと見ているようだ。拡張が容易ではないカスタムビルドやアドホックのキー管理システムに代わるものとして、鍵の安全性を容易に保てるようにするとGoogleは述べている。「Cloud Identity Access Management」「Cloud Audit Logging」といったGoogleのサービスと直接統合することもできる。

 現在は、Galois Counter Mode(GCM)でAES(Advanced Encryption Standard)を利用している。このAES GCMはGoogleによるBoringSSLライブラリに実装されており、継続的に脆弱性チェックを行うという。脆弱性のチェックでは、Googleが2016年末に発表した暗号化ソフトウェアの脆弱性テストプロジェクト「Project Wycheproof」も利用するとのことだ。

 Cloud KMSはまずは日本、米国を含む一部地域で提供される。Cloud KMSの導入により、GCPは暗号鍵の管理について包括的な選択肢を提供することになるとしている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • 2/1 Oracle Java & Developers始動!

    最新のクラウド情報やテクノロジー動向をより早くより深くお伝えするために
    WebLogic Channelが生まれ変わる! すべての開発者のための情報ポータルOracle Java & Dvelopers

  • ビジネスの継続的な成長を促す新たなITのビジョン

    多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化