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日本株展望

新年のセクタ投資戦略-業績期待と割安感に注目 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2017-01-13 12:16

増益期待と割安感で有望セクタをチェック

 (1)で示した短期的なスピード調整や巻き戻しによる押し目とは別に、(2)で示した中期的なファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)改善を重視し、2016年初と異なる相場環境に注目したい。

 2016年の今ごろは、中国経済をめぐる不透明感、原油相場の軟調、米景気減速と米長期金利低下、米国株式の軟調、日米金利差縮小とリスクオフ(回避)姿勢を受けた円高、ドル安が示現した中、日経平均も軟調を余儀なくされた。一方で現在は、中国の景況感が安定化、原油相場が戻り基調、米国景気は堅調で、Trump次期大統領の政策期待を受けた日米金利差拡大とリスクオン(選好)姿勢でドル円が上昇に転じた。

 中期的な視野でこうした外部環境の改善が続くことを「メインシナリオ」と想定するなら、国内市場のセクタ(業種)物色については、金融(景気回復と長短金利差拡大は好材料)、エネルギー資源関連、円安メリット関連、インフラと資本財関連などが相対的に選好される可能性が高いと考えられる。図表3は、「東証17業種指数」について最近の「3カ月騰落率」を降順に並べたものだ。

 特徴として、金融や景気敏感業種などに株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)、配当利回り面でいまだ割安感があり、指数ベースの業績(暦年ベースの一株あたり利益(EPS)の前年比増減益率)予想で、「不振だった2016年から2017年は改善に向かう」(減益から増益、増益率が拡大、赤字から黒字)と見込まれるセクタが多いことが分かる(業績予想は市場予想平均/Bloomberg集計)。

 例えば、銀行を含む金融、エネルギー資源、鉄鋼非鉄、商社などのPBRは依然1.0倍割れにとどまっている一方、2017年は業績の改善が見込まれている。目先の株価調整を生かし、こうした業種の銘柄に分散投資を展開していく投資戦略に注目したい。

図表3:東証17業種の業績予想とバリュエーション

楽天証券経済研究所作成
(注:暦年ベースEPS(1株あたり利益)、増減益率(EPSの前年比伸び率)、PER、PBR、配当利回りは市場予想平均) (出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017年1月12日))

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