海外コメンタリー

コンテナに続くサーバレスの波--それぞれの動向と展望 - (page 3)

Matt Asay (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2017-01-17 08:00

 しかし、Apprendaの幹部であるChris Gaun氏は筆者とのインタビューで、AWS Lambdaのようなサーバレスのマイクロサービスは、一見するとDockerコンテナと競合するように思えるが、実際はそうではないかもしれないと述べている。どちらもマイクロサービスを構築するために使用できるが、これら2つはまったく異なるニーズに応えるものだ。Gaun氏も「自らでサーバレス環境を構築するためにコンテナオーケストレーションを使用することはないだろう(コストに見合わないはずだ)。また、今開発しているアプリの大半を、Lambdaだけを使って構築することもできないだろう。これらは目的の異なるツールなのだ」と述べている。

 また、大企業はコンテナへのシフトに辛うじてついていけるだろうが、ステップファンクションによるサーバレスという流れにはついていけないだろう。ApceraのディレクターDean Sheehan氏は「サーバレスモデルの場合、仮想マシンやコンテナ、完全なアプリケーションといった、粒度の粗いコンポーネントではなく、極めて粒度の細かい機能を取り扱うことになる。運用チームが100のアプリケーションを管理するための準備とツールを整えていたとしても、それらを機能分解した500から1000のエンティティを管理できるのだろうか?」と述べている。この答えは多くの場合でノーとなる。このためコンテナは、サーバレスがまだ現実的でないという場合に有意義なステップとなるわけだ。

 DockerコンテナやLambdaといった製品はいずれも、技術をテイクオフさせるうえで最も重要な要素である開発者の生産性を大きく向上させるものだ。このため筆者は、当面の間はコンテナとサーバレスコンピューティングの双方が、仲良く健全に発達していくのではないかと考えている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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