NEC、トレンドマイクロ、インフォセックの3社は、標的型サイバー攻撃対策で協業すると発表した。第一弾として「Deep Discovery(DD)ファミリ」による標的型サイバー攻撃の監視サービスを、NECとインフォセックが2月1日から提供する。2017年度に約30社への提供を目標としている。
協業の背景として、ネットワークを介した情報システムへの攻撃が高度化し、標的型メールや組織内部から仕掛けられる攻撃など、より巧妙かつ認知されにくいものへと進化を続けているといった事情を挙げる。セキュリティ対策の運用には多種多様なサイバー攻撃への対応と担当者の高いスキルが求められ、セキュリティ製品の導入に加え、24時間365日のリアルタイム監視するという顧客ニーズも高まってきている。
3社の標的型サイバー攻撃対策における協業の第一弾として、トレンドマイクロのネットワーク型脅威対策製品「DeepDiscovery Inspector(DDI)」と次世代メール攻撃対策製品「Deep Discovery Email Inspector(DDEI)」をNECのIAサーバ「Express5800」に搭載したアプライアンス製品を、インフォセックが提供するマネージドセキュリティサービス「InfoCIC」で監視するサービスを提供する。
3社は今後協業を強化し、監視対象をネットワークだけではなく、エンドポイントセキュリティの領域へと拡大する。
販売価格は「Deep Discovery Inspector powered by Express5800」が293万3000円から。「Deep Discovery Email Inspector powered by Express5800」は391万1000円から。「InfoCIC監視サービス費」は月額35万円から。2017年度に約30社への提供を予定している。