国立病院機構、宇宙空間で利用できる3Dプリント可能な人工呼吸器を発表

ZDNet Japan Staff 2017年01月18日 12時07分

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 国立病院機構は1月18日、所属の渋川医療センター小児科医師である石北直之氏が発明し、ニュートンとの協同研究により開発していた3Dプリントが可能な人工呼吸器が完成したと発表した。

 この人工呼吸器を国際宇宙ステーションへEメールで転送する世界初という実験が1月14日午前7時46分米国カリフォルニア州で実施され、成功したとNASA Ames Research CenterのMade InSpace社が伝えたという。

 3Dプリンタとインターネット環境が整っている場所であれば、人工呼吸器を転送できるようになるとした。あらかじめ用意しておける医療機器が限られる宇宙空間をはじめ狭小で特殊な場所でも必要に応じて機器や部品が迅速に生成できる技術を確立したと説明している。

 この技術は、複雑な電子部品を必要とせず、プラスチックのみで製作できるさまざまな製品に技術転用が可能という。製品の製造は株式会社ニュートンをはじめ、国内企業へ全て委託する予定。

 新たな設備投資費用をかけず、製品開発と臨床研究に力を注ぐ予定とした。現在、関連製品7種を開発中で、日本から全世界へ向けた販売を目指している。

 無重力環境下での動作実験にも成功しており、この5月に米国航空宇宙医学会にて発表される予定とした。


E-mail Ventilator(電子メール人工呼吸器): Made In Space社による地上試作品

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