--日本ではAPM分野でNew Relicも人気だ。市場の競争をどう見ている?CAの競合優位性は?
NewRelicは軽量のAPMで、開発での利用に適している。これに対し、CAは拡張性に優れ、大規模な運用シナリオで利用できる。顧客の中には開発でNewRelic、運用環境ではCAと、両方のAPMを使い分けているところもある。
CAのAPMの差別化は、CAはインフラ管理ソリューションをそろえており、インフラ管理の「CA Unified Infrastructure Management」、ネットワークインフラ監視の「CA Spectrum」と、ネットワーク、サーバ、インフラ、クラウドと幅広く、かつ深いレベルで詳細なモニタリングが可能だ。分析ソリューションを利用してAPMを接続できる。NewRelicやAppDynamicsはインフラ管理技術を持たないので、アプリケーションについての情報は得られても、それを支えるクラウドサービスやネットワークの情報は得られない。
--APMでの今後の取り組みは?
分析を使ってCAのモニタリング技術を結びつける。APMはその1つだが、Application Delivery Analysis、NetFlow Analysis、Unified Infrastructure Management、CA Spectrumなど8~10種類のツールを接続できると見ている。これは顧客に大きなメリットをもたらすだろう。