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2030年、完全自動運転車は200万台に--矢野経済研究所予測

NO BUDGET

2017-01-23 07:00

 矢野経済研究所が、自動運転システムの世界市場に関する調査結果を発表した。調査は2016年9月から11月にかけて、同社研究員が関連メーカーへヒアリングを実施し、文献調査を併用している。それによると、2030年における自動運転システムの世界搭載台数は、NHTSA定義のレベル2が2798万台、同レベル3が1786万7000台、レベル4が224万4400台に達すると予測している。


自動運転システムの世界市場規模予測

 自動運転の自動化の程度は、NHTSA(米国運輸省高速道路交通安全局)が設定した5段階(レベル0〜4)の分類が広く用いられており、今回の調査もこれをベースとした。全く自動化が行われていないレベル0に対し、運転を支援する自動ブレーキやオートクルーズコントロールなどの自動化がレベル1、操舵や加減速など複数の運転支援を実行する部分的な自動化がレベル2、全ての運転をシステムが担うものの緊急時に運転者の介入が必要な条件的自動化がレベル3、いかなる状況でも人間による操作が行われない完全自動運転がレベル4と定義している。

 なお、市場規模は新車における乗用車および車両重量3.5t以下の商用車に搭載される自動運転システムの搭載台数ベースで算出している。

 主な調査結果は以下の通り。

  • レベル2は2020年以降本格的に普及拡大、2025年には2381万2000台に
  •  2015年から搭載されているレベル2(部分的自動運転)の自動運転システムは、高速道路の渋滞時自動追従と自動駐車機能を中心に搭載が進み、2020年の市場規模は509万5000台に増加すると予測。2020年以降はセンサのコストダウンが進むことから、ミドルクラスの車種においてレベル2の自動運転システムの普及拡大が進み、2025年の世界市場規模は2381万2000台に達すると予測した。

  • 高速道路を中心としたレベル3は2020年頃から搭載開始、2025年には626万7100台へ
  •  レベル3(条件付自動運転)の自動運転システムは、日米欧の高速道路を中心に2020年から2021年にかけて主要自動車メーカーのフラッグシップカーでの搭載が始まる計画である。続いてミドルクラスへの搭載が見込まれるため、2025年の世界市場規模は626万7100台と予測した。

  • 2030年にはレベル3の搭載台数がレベル2を上回る
  •  2025年以降はレベル2の自動運転システムのコストダウンが進み、2030年にはレベル1(先進運転支援システム)の市場規模を超える2798万台に達すると予測。レベル3も高速道路限定のシステムがミドルクラスまで搭載が進むため、1786万7000台に拡大するとみている。レベル4については商用車を中心に採用が進み、エリア限定の自動運転バスやタクシーでの移動が活発化するものと予測した。

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