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2017年、「CXO」が注目すべき10のトレンド予測--AI、セキュリティ、キャリアパスの変化も

Alison DeNisco (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-01-25 06:30

 企業幹部にとって、2017年が行動の年になることは明らかだ。経営陣は人工知能(AI)や機械学習、モノのインターネット(IoT)、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などの新たな技術がもたらす成果を追求し始めることになる。ただし専門家によれば、IT担当役員は、サイバーセキュリティの新たなトレンドや、消費者からの期待の高まりなどにも対応していく必要がある。

 この記事では、2017年を展望するにあたって、把握しておくべき企業の経営陣に関連する10のトレンドについてまとめる。

1.経営陣はサイバーセキュリティについて責任を負う

 昨今では大規模なセキュリティ侵害が毎日のようにニュースになっているが、セキュリティ侵害ではしばしば顧客の個人情報が人質になるため、経営陣はサイバーセキュリティ対策についての責任を負うようになる。

 Bromiumのマーケティング担当バイスプレジデントを務めるJennifer Carole氏は、「私は企業の経営陣が、アイデアや顧客情報の保護と、イノベーションの促進との間でどうバランスを取るかという課題と格闘することになると見ている。2017年も情報漏えいはおそらく続き、漏えいが事業に与える影響が取締役会レベルの問題になると考えられるため、このことが極めて重大な課題になる」と述べている。

 従業員の行動などをモニタリング可能な情報漏えい対策ソフトウェアを開発しているTeramindの最高経営責任者(CEO)Issac Kohen氏は、組織内部からの脅威への対策について議論する場で、企業幹部を見かける機会が最近増えたと述べている。「最近、米Yahooや米国国土安全保障省(DHS)、Verizon、LinkedInなどで大規模な情報漏えいが起こったことで、誰もが危機感を持っているようだ」とKohen氏は言う。

 Everlawの創業者でありCEOを務めるAJ Shankar氏は、2017年には「サイバーセキュリティは1人の役員の手には負えなくなる。フィッシングやソーシャルエンジニアリングなどの、従来のセキュリティ対策では対応しきれない攻撃が目立ってきていることから、対応するには組織規模のトップダウンによる取り組みが必要になってくるだろう」と予想している。

2.アナリティクスが一般的に使われるようになる

 Indeed.comのエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントDoug Gray氏は、ビジネスインテリジェンスが企業にとって極めて重要なものになると述べている。「ビジネスインテリジェンスは人間の意思決定について知らせてくれるアナリティクスであり、従来よりも、経営陣にはるかに高く評価されるようになっている」とGray氏は言う。

 さらに、SplunkのIT市場担当シニアバイスプレジデントを務めるRick Fitz氏は、ITリーダーは舞台裏の高水準な仕事を行うのに、機械学習、自動化、予測的アナリティクスなどの新しい技術に頼るようになると述べている。「データサイエンスを使った日常的な業務は、特別な技術を持たない者でもできるようになる。自動化の技術によって、アナリティクスに携わるITプロフェッショナルが博士号を持っている必要はなくなる」(Fitz氏)


提供:iStockphoto/phototechno

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