FFRIは、標的型攻撃対策ソフトウェアの新版「FFRI yarai Version 2.8」を1月19日にリリースした。DLL型ランサムウェアやマクロスクリプトへの対策を強化している。
DLL型ランサムウェアは、不正なDLLを正規のプログラムに読み込ませることで、正常なプログラムを装いながら悪意ある動作を行う。また複数の手順や命令を自動的に実行させるマクロスクリプトを実行してマルウェアに感染させる攻撃手法は2014年後半から増加傾向にある。
FFRI yaraiは、シグネチャやパターンファイルなどに依存せず、サイバー攻撃を検知、防御する。標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を複数の独自技術でさまざまなな角度から分析し、未知の脅威にも高い精度で対応できるという。