ネットジャパンは、システムバックアップソフトウェアの新版「ActiveImage Protector 2016 R2 SP1」の提供を1月19日に開始した。税別価格はサーバ向けが1~4ライセンスで13万1900円。
ActiveImage Protectorは、Windowsを停止せずにハードディスク内のOSや設定、アプリケーションやデータもまとめてイメージファイルとしてバックアップできる。障害発生時には、イメージファイルをそのまま戻すだけで復元できる。
重複排除圧縮処理をイメージファイルのバックアップ時に同時に進める独自の「インライン重複排除圧縮機能」を持ち、データを最大30%のサイズまで圧縮できる。バックアップイメージファイルから仮想化変換をせずに仮想マシンとして即時起動できるImageBootの機能も備えている。
新版では、Windows Server 2016に対応し、リモート接続時のコンソール起動速度が改善された。増分バックアップを作成するために必要なトラッキングドライバーを改善し、ホットバックアップ時の確実性が向上させている。
8Tバイトを超えるデータを持つボリュームに対してもパフォーマンスを維持して、重複排除圧縮のバックアップが可能となり、重複排除圧縮時のバックアップ速度が従来比で約30%高速になった。バックアップ時間は従来の3分の2に短縮できると説明している。
ImageBootは、VirtualBoxやHyper-V Server 2016、VMware Workstation Version 12に対応する。加えて、前回の終了時から継続して再使用が可能となり、バックアップの起動確認に加え、継続的に仮想マシンを使用できるようになった。これにより、短期間の代替サーバとして使用できるようになり、本体復旧時に代替運用した部分を含めてイメージファイルとして復元できる。