レポートでは少なくとも125社のアプリケーションコンテナベンダーが存在するとしており、現在はまだコンテナを取り扱っていない企業を含めて、参入企業は今後も増え続けると予想している。レポートによれば、コンテナ管理とオーケストレーションの分野は、すでにある程度整理統合が進んでいる。これには、「Kubernetes」の企業向けサポートを提供するKismaticのApprendaによる買収や、「Docker Swarm」を扱うContainerXのCiscoによる買収も含まれており、2017年には管理とオーケストレーション、モニタリング、セキュリティ、継続的統合や継続的導入などのその他の分野でも、多くの吸収合併が進むという。
コンテナ技術は企業から注目を集めているが、導入事例や売上高自体が増え始めたのは最近のことだ。企業でのコンテナ利用はまだ始まったばかりだが、451 Researchの調査によれば、開発やテスト以外に、本番環境での利用事例が増えている。調査でコンテナを利用していると回答した約25%の企業のうち、34%がコンテナを利用した実稼働アプリケーションを幅広く実装しており、28%がコンテナを利用した実稼働アプリケーションの初期実装を始めていると回答した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。