——今や議会もホワイトハウスも共和党のものになっています。彼らは今後どのような姿勢で政局を運営していくのでしょうか?
ケースバイケースでしょう。Trump大統領は反規制派です(中略)ただ同大統領がサイバーテロの問題として認識しているのであれば、規制は極めて早期に議会を通過すると私は考えています。しかし、同大統領が面倒な話だと捉えており、ロビイストが(あまりにもコストがかかると)主張した場合、規制の制定は却下されるでしょう。私は大統領が前者の見方をするだろうと感じています。
このことは特に、今回の選挙期間中に取り沙汰されたハッキングを見れば、多くの人々が一番に考えていると思います。
——IoTのセキュリティに関して米政府がとれる施策として、他に何があるでしょうか?
規制は良いことですが、企業に対してセキュリティに関するポジティブな動機付けを与えるために、素晴らしい実績を上げた場合に税制優遇措置を受けられるようにするというのも良い考えだと思います。これはアメとムチのアプローチです。われわれは今までムチを使ってきました(中略)しかし、セキュリティ面で成果を上げた企業の税金を控除するというのはどうでしょうか?これを実現することで、業界全体の取り組みのきっかけを作れるかどうか、そしてセキュリティ向上への動きを推進できるかどうかが興味深い点になると思います。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。