Oracleは米国時間1月23日、「Solaris」のアップデート方法を継続的デリバリ方式に変更すると発表した。
継続的デリバリでは、「Ubuntu Linux」のように6カ月ごとに新しいビルドをリリースしたり、「Windows 10」以前のWindowsのように数年ごとに新しいバージョンを発売するのではなく、開発され、テストされたコードがコンスタントにリリースされることになる。継続的デリバリは、アジャイル方式で開発されているクラウドソフトウェアのプロジェクトで使用されることが多く、変化の速いビジネスニーズに対応できる点が評価されている。
この発表以前には、OracleがSolarisの次期メジャーリリースである「Solaris 12」の中止を明らかにしたと報じられていた。筆者の考えでは、Solaris 12の代わりとして位置づけられた「Solaris11.next」は、Solarisの長期サポートバージョンになると考えられる。つまり、セキュリティパッチやその他の必要なパッチは提供されるが、実質的な改善は行われないということだ。
OracleによるSolarisのサポート期間はかなり長い。Solaris 11の「Premier Support」は2031年1月までとなっており、「Extended Support」は2034年1月まで継続されることになっている。
またOracleは今回の発表で、IaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)である「SPARC Model 300」で、そして「Oracle Compute Cloud Service」のゲストOSとして、Solarisがサポートされることをあらためて認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。