PwCコンサルティングは、ビジネスプロセス最適化支援サービスの提供を1月26日から開始した。クラウド型統合基幹業務システム(ERP)に判断業務を含む定型業務を自動化するRPA(ロボティックプロセスオートメーション)を組み合わせることで、現場担当者の業務効率低下を防ぎ、ERPから提供されるデータの即時性と信頼性を高めていくもの。
クラウド型ERPパッケージは、オンプレミス型と比較して導入期間や運用コスト、アクセスの利便性の点で強みがある。しかし実際の導入では、個々の企業が持つ特殊な業務要件への対応が難しい場合もあり、このことがユーザー企業の懸念材料となることが多い。
今回のサービスでは、クラウド型ERPパッケージ導入後に残る定型的な人による入力作業、システム間をまたがった処理、簡易的な判断業務などをRPAを実装することで自動化する。ERPパッケージのベストプラクティスを活用し、自動化可能な業務範囲を拡大させていくことで組織全体の再編も含めた最適な人的資源の配置を実現していく。PwCコンサルティングは今後3年間で30社への導入支援を目指す。

RPAを利用した最適化のイメージ(PwCコンサルティング提供)