次世代ITに呼応する宇宙ビジネス

他業種を変革する衛星データ--AIやクラウドの進化に応える宇宙ビジネス

八亀彰吾 2017年02月10日 07時00分

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 前回は近年注目を浴びている「宇宙ビジネス」についてその概要を紹介した。今回はその宇宙ビジネスの中の「地上系ビジネス」に焦点を当ててさらに詳しい宇宙ビジネスの動きを紹介する。

ポケモンGOは衛星利用サービス

 詳しい話に入る前に前回の宇宙ビジネスの種類を復習しておこう。米国を中心に世界的に宇宙ビジネスへの投資活動を行う投資家団体Space Angels Networkでは、投資対象となる宇宙ビジネスを「地上系ビジネス」「宇宙空間ビジネス」「天体ビジネス」と分類している(図表1)。


宇宙ビジネスを「地上ビジネス」「宇宙空間ビジネス」「天体ビジネス」と分類(図表1)

 今回焦点を当てる「地上系ビジネス」はその中でも幾つかの種類が存在する。一番“身近”なのはロケットや人工衛星を製造し打上げるビジネスではないだろうか。一般的に「宇宙ビジネス」と聞いて連想するのはこの分野だろう。もちろんロケットや人工衛星の製造・打上げは地上系ビジネスであり、宇宙ビジネスを支える根幹となっている事から非常に重要な分野である。

 しかし今回は、ロケットなどにより打ち上げられた人工衛星を活用したビジネス、いわゆる「衛星利用サービス」に焦点を当てて話をしたいと思う。なぜなら宇宙ビジネスの中でこの衛星の利用サービスは大きな割合を占めており、多くの注目を集めているからである(図表2)。


宇宙ビジネスの大部分は衛星利用サービスが占める(図表2)
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