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東京証券取引所、ネットワーク基盤を刷新--MPLSによる仮想ネットワークを活用

NO BUDGET

2017-02-07 07:00

 東京証券取引所はネットワーク基盤「arrownet v2」を刷新した。ジュニパーネットワークスのエッジルータ「MX480」が採用されたという。


ユニバーサルエッジルータ「MX480」

 東京証券取引所は、エッジルータMX480を活用してMPLS(Multiprotocol Label Switching)による仮想ネットワーク技術をarrownet v2に導入した。これにより、複数のサービスを1つのネットワーク上で稼働させられるようになり、接続回線も1本で済むことになった。これまで、arrownetの利用者は、接続するシステム、本番・テスト環境、ユニキャスト・マルチキャストといった要件に合わせて、それぞれ回線を引く必要があったため、サービス開発・拡張の際におけるネットワークコストが課題となっていた。

 東京証券取引所は、2009年、株式売買システム「arrowhead」のネットワークシステムarrownetにジュニパーネットワークスのルータ(M320とM120)を採用している。その後、同取引所のためだけのネットワークインフラとしてではなく、国内の金融取引全体を統合するネットワークとしてarrownet v2を構築することになった。


arrownet v2のネットワーク構成図

 2012年に稼働を開始したarrownet v2は、東京金融取引所(TFX)や証券保管振替機構(ほふり)、東京商品取引所(TOCOM)からも接続するため、これまで以上の高速性や信頼性、拡張性、さらに公正性、安全性、効率性が求められていた。これについてジュニパーネットワークスは、米国のエンジニアリングチームと連携を図り、すべての物理ポートで遅延差のない公正なネットワーク品質を保つことに成功している。

 また、arrownet v2は、2015年9月にアクセスポイントを2つから3つに増設し、2016年2月に利用者への10Gbps回線サービスを提供開始している。こうしたサービスの拡張でも、MX480に搭載されているネットワークOS「JUNOS OS」の機能によって容易に構成を組むことができた。MXシリーズはJUNOSによって、いずれの機器でも同様の機能を実現することができるため、最適なサイズの機器を選定するだけでサービス拡張が可能となる。

 今後東京証券取引所は、arrownetの帯域拡張やBCP対応などにも注力していく予定。

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