Amazonは米国時間2月2日、第4四半期決算(12月31日締)を発表した。利益は予測を上回ったが売上高は下回り、明暗入り混じる結果となった。AWSは同四半期も素晴らしい業績を上げた。
第4四半期の純利益は7億4900万ドル、1株あたり1.54ドルで、売上高は437億ドルとなった。前年同期の売上高は357億5000万ドル、1株あたり利益は1ドル。
通年では純利益が24億ドル、1株あたり4.90ドルとなり、2015年の5億9600万ドル、1株あたり1.25ドルを上回った。2016年の売上高は、2015年の1070億ドルから27%増の1360億ドルとなった。
アナリストの予想では、第4四半期の売上高が446億7000万ドル、1株あたり利益が1.36ドルとなっていた。通年では、売上高が1370億ドル、1株あたり利益4.76ドルと予想されていた。
第4四半期の営業利益は13億ドル。前年同期は11億1000万ドルだった。

部門別では、北米Eコマース事業の第4四半期営業利益は8億1600万ドル、AWSの営業利益は9億2600万ドルだった。2016年通年でも、AWSの営業利益は31億ドルとなり、23億6000万の北米事業を上回った。
最高経営責任者(CEO)のJeff Bezos氏は声明で、この1年間で「数千万人もの新規有料会員」が「Amazon Prime」に加入したと述べた。Amazon Primは現在、5000万を超える品目を対象に、2日以内の無料配送を提供している。その数は2015年から73%増加している。また、新たに18都市が「Prime Now」の対象に加わり、「さらに数百万人の会員が、1〜2時間配送を利用できるようになった」とBezos氏は述べた。
これは、Amazonの配送費用もさらに増加することを意味する。同社は、物流への大規模な投資に着手しており、約15億ドルを投じてケンタッキー州に航空貨物ハブを建設する計画を最近発表している。
Amazonは2017年第1四半期について、売上高が332億5000~357億5000万ドルになる見通しとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。