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日本株展望

トランプ暴走でも、ダウ平均が一時2万ドルを突破した理由

ZDNet Japan Staff

2017-02-03 12:29

今日のポイント

  1. 新大統領が強行した移民・難民入国制限措置に世界が反発。独裁的な内向き政策と保護貿易策が経済に与える悪影響を不安視したリスクオフ(回避)で円高・株安の動き。
  2. ファンダメンタルズ面では、米国株の強気相場を支える業績拡大が見込まれている。エネルギー・素材、資本財、金融、ITの業績改善で本年は「二桁増益」に転じる見込み。
  3. サプライズシナリオとして「大統領の弾劾」を視野に。下院議会での過半、上院議会での3分の2の決議で成立。大統領の「敵」が増えるばかりの状況で可能性は否定できず。

 これら3点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

新統領の強硬策で「トランポリン相場」入り?

 2016年12月22日付けレポート「新年に警戒したいABCDEリスク」で取り挙げたリスクのうち、Dの「ドナルド・トランプの暴走」が早くも顕在化してきた(図表1)。新大統領が就任以来連発してきた大統領令による保護貿易主義・排他主義的政策の影響を警戒し、米国株とドル円は下落。11月の大統領選挙以降、新政権による景気刺激策への期待が円安・株高をリードしてきた巻き戻しとも言える。

 市場には、就任後の大統領が「現実路線」や「経済政策優先」に転じるとの期待があったが、司法、立法、行政と事前調整もせずに「拙速」とされる「移民・難民対策」を発令。貿易不均衡是正を理由とする円安けん制発言も嫌気してドル円は下落。トランプ相場は、不透明感が強くなるに従い「波乱含みのトランポリン相場」とでも言えそうな様相を孕んできた。

 市場は目先、2月10日にワシントンで行われる日米首脳会談における交渉結果や米金融当局(FRB)の追加利上げペースとタイミングを巡る為替相場の反応を見極める動きとなりそうだ。


図表1:2017年相場の波乱に繋がりそうな「ABCDEリスク」(出所:楽天証券経済研究所作成(2017年12月作成))

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