コンテンツ配信網(CDN)事業者のアクセリアは「DDoS対策サービス」の販売を2月1日から開始した。
同社のCDNサービスの利用者は、同サービスを申し込むことで、大規模な分散型サービス妨害(DDoS)攻撃への対応策を講じることができる。新規ユーザーも防御対象となるウェブサイトのDNSを変更するだけでサービスを利用できる。アクセリアのCDNサービスに米Impervaが提供するクラウド型のセキュリティサービス「Incapsula」を連携させた。
Incapsulaは、世界主要地域に分散配置したサービス拠点に専門のセキュリティエンジニアが常駐し、大規模なサイバー攻撃に対応するキャパシティと高度な運用を実施しており、テラビットクラスの大規模DDoS攻撃への対策を安価に利用できると説明。アクセリアは、自社のネットワーク運用ノウハウを活用しIncapsulaとのシームレスな連携を実現しているという。
アクセリアは、セキュリティサービスのラインアップとして「DuraSite-Security」をリリース。今回のDDoS対策サービスはその第1弾。今後、CDNと組み合わせたウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)サービスやマルウェア対策製品の提供などを予定している。