データ視覚化のTableau Softwareが米国時間2月2日、第4四半期および2016年通期(12月31日締)の決算を発表した。
第4四半期の純損失は2110万ドル(1株あたり28セント)だった。非GAAPベースの1株あたりの純利益は26セント、売上高は前年比24%増となる2億5070万ドルとなった。
アナリストらの予想は、1株あたり利益が13セント、売上高は2億3030万ドルだった。
Tableauはこの1年、サブスクリプションベースの営業モデルへの移行を進めてきた。2016年に、1万5000件を超える新規顧客アカウントを獲得し、10万ドル以上の取引締結数は1549件にのぼったという。ライセンスの売上高は前年比14%増の4億8200万ドルとなった。
2016年の売上高は前年比27%増の8億2690万ドル、純損失は1億4440万ドルだった。
Tableauの最高経営責任者(CEO)Adam Selipsky氏は、「Tableauを組織全体で幅広く導入したいという企業のニーズは強い」とコメントしている。「データがますます成功に不可欠なものとなっており、エンタープライズ顧客はTableauをミッションクリティカルなプラットフォームにしている」とSelipsky氏は続けている。
Tableauはまた、ワールドワイドフィールドセールス担当エグゼクティブバイスプレジデントとしてDan Miller氏を指名したと発表した。Miller氏はエンタープライズソフトウェアの分野で30年以上の経験を持つベテランで、Oracle、Juniper Networks、Hewlett-Packard、Sun Microsystemsなどに勤務してきた。直近では、OracleでISV/OEMおよびJava事業のグローバルな市場開拓戦略、営業などを担当していた。
アナリストらは2017年第1四半期について、やや緩やかに幕を開け、売上高は1億9170万ドル、1株あたり損失は4セントになると予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。