Microsoftは米国時間2月9日、「Visual Studio 2017」を3月7日にリリースすると発表した。なお、提供開始日にはインターネット上での基調講演も予定されている。この基調講演は「Visual Studio」のリリース20周年(「Microsoft Visual Studio 97」は1997年にリリースされた)を祝うものともなっている。
Microsoftは2016年に入ってから、同社が「Visual Studio Next」および/あるいは「Visual Studio '15」と称するプライベートプレビュー版のテストを実施してきている。そして同社は2016年3月末に、この統合開発スイートの最初のパブリックプレビュー版を公開している。
3月7日にリリースされるVisual Studio 2017では、コーディング時のナビゲーションや「IntelliSense」、リファクタリング、デバッグといった機能の向上が図られている。また、「Microsoft Azure」クラウド向けのアプリケーションを開発するためのツールも組み込まれている。さらに、「Xamarin」が統合されているため、「.NET」ベースの「Android」アプリや「iOS]アプリ、「Windows」アプリの開発が可能となっている。
Microsoftは、Visual Studio 2017をセットアップする際のエクスペリエンスを刷新し、開発者が必要な機能のみをインストールできるようにすることで、セットアップの迅速化および簡素化を図ろうとしている。また同社によると、3月7日のリリースには「Visual C++」に対する修正が数多く含まれているという。さらに同社はVisual Studio 2017によって、「.NET Core」を他の.NETに近づけていこうとしている。
Visual Studio 2017のドキュメントは、「docs.microsoft.com」上に用意されている。
提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。