SAPジャパンは2月10日、保険業務向けソフトウェア「SAP for Insurance」の国内提供を開始した。新規契約、契約管理、保険金支払、請求、会計、リスク管理、資産運用などを包括管理する。
インメモリデータベース「SAP HANA」をベースとし、高速処理を可能にする。提供形態はオンプレミス型とクラウド型がある。
すでに全世界で500社が利用中。グループ企業の共通システム基盤として導入することで、コスト削減や統制管理にも効果が見込めるとしている。
保険業界では、顧客データが業務プロセスごとで分断され個々の顧客にひも付いた情報管理ができていない、請求処理のデジタル化を進めようとしても外部処理とスムーズに接続できないといった課題を抱えている。
SAP for Insuranceでこうした課題を解決し、スピード感をもった商品投入が可能となるとしている。