Oracleは米国時間2月13日、「Oracle Data Integrator Cloud」を発表した。Oracle Cloud Platformのデータ統合機能を拡張するもので、さまざまなデータソースからのデータの統合を容易にし、リアルタイム分析に活用できるという。
Oracle Data Integrator Cloudは企業システムに分散しているデータを統合するサービスだ。「Oracle Database Cloud」「Oracle Database Exadata Cloud」「Oracle Big Data Cloud」といったOracleのPaaSで利用できる。
Data Integrator Cloudは、Oracle及び非Oracleシステムやアプリケーションのデータの移動、変換を簡単に行うことができるという。リリース管理機能を備えるフローベースの宣言型ユーザーインターフェースによって、顧客は生産性を向上できるほか、コードとともに開発、テスト、運用環境をより効率よく管理できる。Data Integrator Cloudの高性能なアーキテクチャは、E-LT機能と高度な並列処理オプションを備え、データマート、データウェアハウス、ビッグデータシステムのより高速な読み込みと変換を可能にする。
Oracleによると、Data Integrator Cloudを利用することで、企業はプロジェクトをより素早く導入して敏捷性を向上することや、オープンな技術の利用によるリスクの軽減、生産性の改善によるコストの削減を実現できるとしている。