調査

「2050年の世界」ではインド、インドネシア、ベトナムが躍進--PwC調査

NO BUDGET 2017年02月25日 06時00分

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 PwCは2月13日、同社のマクロ経済担当チームによる「2050年の世界」をテーマにした調査レポートを発表した。世界のGDP総額の85%を占める、経済規模で見た世界上位32カ国について、2050年までのGDPの潜在成長に関して長期予想を実施した。

 2016年から2050年まで、年平均実質成長率は約2.5%のペースで成長し、経済規模が2042年までに倍増するとしている。また、成長のけん引役が、現在の先進国から新興国へとシフトする長期的な動きは2050年まで続く見込みで、新興国の世界GDPにおけるシェアは一部では低迷が見られるものの、長期的には上昇するという。


2016〜2050年の年平均実質GDP成長率の予測

 しかし、全体の成長トレンドは、2020年まで年平均約3.5%で推移したあと鈍化し、2020年代は約2.7%、2030年代は約2.5%、2040年代は約2.4%になると予想されている。これは、多くの先進国や中国などの一部新興国も含めた労働人口の著しい減少によるもので、市場が成熟した新興国では、キャッチアップ型の急成長がしにくくなるからだという。

 国別では、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、ロシア、トルコの新興7カ国(E7)は今後34年間、年平均3.5%のペースで成長し、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の先進7カ国(G7)の成長は、わずか1.6%程度にとどまるとしている。

 また、市場為替レート(MER)ベースのGDPでは、世界の経済力には急激な変化は見られないとするものの、中国は2030年までに世界最大の経済大国としての地位となり、インドが2050年まで世界第3位であることは明らかだとしている。一方、英国は、Brexit後も貿易、投資と人材の受け入れにオープンである限り、成長率はEU加盟27カ国平均を長期間上回る見込みだという。

 さらに、インドネシアとメキシコの経済規模は、2050年までに日本、ドイツ、英国、フランスを上回る見込みで、トルコはイタリアを抜く可能性があるという。新興国の成長率で見ると、ベトナム、インド、バングラデシュは2050年にかけて、年平均約5%で成長し、最も高成長を遂げる国となる可能性があるという。

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