調査

「2050年の世界」ではインド、インドネシア、ベトナムが躍進--PwC調査 - (page 2)

NO BUDGET

2017-02-25 06:00

 しかし、2050年における1人当たりのGDP順位はG7各国がE7の国々を上回るとしている。ただし、例外となる可能性がある国としてイタリアを挙げている。中国の平均所得水準は、2050年までに世界の中でも中位に達し、インドは長期間にわたり比較的高い成長が予想されるものの、引き続き所得レンジの下位半分にとどまる。

 E7以外では、ナイジェリアが、2050年までにGDP順位を8ランク上昇させ14位になる可能性がある。また、コロンビアとポーランドも、それぞれの地域(中南米とEU)で、最も高成長の経済大国になると見込まれる。

 PwCは、新興市場とのかかわりなくしては、2050年までの間に成長機会の大半を逸してしまうする。世界貿易の成長鈍化、所得格差の拡大などによる地政学上の不確実性が増している中、多様性に富んだ経済の必要性が強まっていると指摘している。さらに、企業は新興市場のさまざまな嗜好(しこう)や違いに合わせて、いかに自社ブランドやポジショニングを適応させるかが重要だとした。

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