ドイツのITニュースサイトGolem.deは14日、Accentureの非公開の調査によると、切り替えコストである600万ユーロのほか、ライセンスコストだけで毎年100万ユーロが必要になると報じている。なお、この金額には訓練や新規ハードウェアにかかる費用、そして何年もかかる移行関連の諸費用は含まれていない。
Ganten氏は「この手のプロジェクトはどのようなものでも、当初想定されていたよりもずっとコストが高くなるというのは、IT分野の人間であれば分かっているはずだ。今回の移行も以前と同様に数年を費やす結果、無駄に努力を重ねることになると考えている」と述べている。
「詳細なコストを目の前にした彼らがこの方針を見直す可能性は小さいながらも考えられるが、私はさほど楽観視していない」(Ganten氏)
Windowsへの移行に関する懸念はコストだけではない。ドイツ海賊党の議員であるThomas Ranft氏は議会で「自治体が持つ資本としてのデータに対する保護という観点から見た場合、今日は最悪の一日であるのは間違いない」と述べた。とは言うものの、SPDのAlexander Reissl氏はセキュリティ問題の存在を否定し、Windowsは「市場の標準」となっている点を指摘した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。