日本株展望

世界景気に回復色--日本株に出遅れ感

ZDNet Japan Staff 2017年02月20日 11時37分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今日のポイント

  1. 世界景気に回復色強まる。米国および中国が世界景気をけん引。世界的に株高進む中、円高への警戒から日経平均の上値重い。日本の企業業績は好調なので、日経平均はボックスを抜け、2万円台を目指すと予想
  2. 2017年前半は株高継続を予想。年後半は世界の政治リスク・円高リスク顕在化で調整を警戒

 これら2点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

NYダウの最高値更新続く中、日経平均は上値重い

 日経平均にやや膠着色が出ている。強材料と弱材料ががっぷり4つに組み合っている印象だ。景気・企業業績が良くなってきていることが日経平均の下値を支え、トランプ・リスク、円高リスクが上値を抑える展開が続いている。

日経平均週足:2016年1月4日~2017年2月17日

(注:楽天証券マーケットスピードより窪田氏作成)
(注:楽天証券マーケットスピードより窪田氏作成)

 一方、NYダウは最高値更新が続いている。米景気・企業業績回復の勢いが増しつつあること、トランプ大統領が大型減税実施を示唆していることが、追い風となっている。

NYダウ週足:2016年1月4日~2017年2月17日

(注:楽天証券マーケットスピードより窪田氏作成)
(注:楽天証券マーケットスピードより窪田氏作成)

 米国株だけでなく、欧州・新興国株も上昇基調が続いている。日本株に出遅れ感がある。日経平均はいずれボックスを上へ抜けて、2万円台をつける局面があると予想されている。

日本の企業業績回復モメンタム(勢い)が増している

 10~12月に円安が進んだことが業績に追い風だが、円安だけで業績回復色が強まっているわけではない。米国および中国が世界景気の回復を牽引し、それが、日本の企業業績にも恩恵をもたらしている。2017年の前半は、日本の企業業績の回復のモメンタムが強まり、政治不安があっても、株高が続くと予想されている。

 発表が終わったばかりの10~12月期決算は、予想以上に好調だった。今期(2017年3月期)の東証1部上場企業の純利益は、約10%増加する見通しだ。続く来期(2018年3月期)も、さらに約9%増益する見込みだ。10~12月期に円安が進んだ恩恵に加え、米国および中国の景気が回復している恩恵を受けている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化