IBMは、チャネルパートナーが「VMware Cloud Foundation」およびVMwareベースのクラウドサービスを販売できる施策を導入する。既存のVMware環境のクラウド化を促進するのが狙いだ。
米国時間2月14日に開催の「IBM PartnerWorld」で発表した施策は、IBMビジネス・パートナーのAvnet、BMSIX、Ingram Micro、Tridatum、Vicomなどの各社が、IBMのクラウド上で動作するサブスクリプション型のVMwareサービスを販売できるようになる。各社は、VMware環境のクラウド化に伴う計画、アーキテクチャ、移行、エンドツーエンド管理を含むサービス一式を顧客企業にワンストップで提供する。
パートナーおよび顧客企業は、事前構成されたVMwareのソフトウェア・デファインド・データセンター(SDDC)環境を自動的にプロビジョニングできるようになる。SDDCは、ハイパーバイザのvSphereやネットワーキングのvSAN、NSX、SDDC Managerなどで構成される。
またIBMとVMwareは、企業のハイブリッドクラウド化の促進を目的に新たな戦略的パートナーシップも発表。IBMがVMware vCloud Air Networkサービスを提供する。さらにIBMは、VMwareユーザーのクラウド化支援のために、4000人の「グローバル・サービス・コンサルタント」を動員することも明らかにした。