今後Citrix Cloudへの移行を促すことになるが、一般提供を記念して6月末まで2種類のプロモーションも展開する。1つ目の「Starter Pack」は100ユーザー分を50%で提供するもので、2つ目の「Transition&Trade-Up」は既存ライセンスユーザー向けに新規サブスクリプション購入の最大70%価格を抑え、2年間のハイブリッド運用が可能という。
アジアパシフィック・ジャパンセールス&サービス担当バイスプレジデントのStanimira Koleva氏。「顧客が技術をコンシュームする方法はクラウドになった」と述べた
竹内氏はこのほか、既存製品の最新情報として間もなく発表予定の「XenApp&XenDesktop 7.13」をはじめ、「Xen Server 7.1」などについても触れた。XenApp&XenDesktopは1月に買収したUnideskのアプリケーションレイヤリング技術、アダプティブトランスポート、60%低減も可能という帯域使用の効率化など、多数の機能が盛り込まれるという。
リージョナル バイスプレジデント カントリーマネージャーの青葉雅和氏。「IBM、Cisco、Brocadeとネットワーク畑をやってきた。(Citrixでは)ちょっと違う世界に来ていると感じる。新しいチャレンジにエキサイティングしている」とコメントした。
日本での営業優先策について話したアジアパシフィック・ジャパンセールス&サービス担当バイスプレジデントのStanimira Koleva氏は、ワークスペース、ネットワーキング、クラウドの3分野についてのビジネス環境やチャンスについて話した。例えばワークスペースでは「働き方改革に対して機運が高まっている」として、この分野でのリーダー的地位を維持できるなどと述べた。
20日にカントリーマネージャーに就任してまだ3日目という青葉氏は、「これまではポイントプロダクトを提供してきたが、今後は新しい製品を顧客にトータルソリューションとして提供する」と、クラウドファーストにあたり、これまでとアプローチを変えていくことを示した。それを実現するため、営業も金融サービス・保険、製造、公共・社会基盤などと業界別に編成し、顧客の”ペインポイント”(困っていること)に対するソリューション提供を行っていくという。
また、注力の1つにあげたパートナーでは、これまであまりリーチしていないSMBに対しても共同で提供できると展望した。