セコムトラストシステムズは2月28日、さまざまなITサービスで利用するための「本人認証プラットフォームサービス」を開発すると発表した。10月頃の提供開始を予定する。
開発するプラットフォームは、多要素認証や分散認証などの技術を取り入れ、ウェブサービス事業者に提供する。ウェブサービス事業者は、プラットフォームを利用することでユーザー認証の安全性や利便性を高められるとしている。セコムトラストシステムズでは本人確認関連業務の代行なども視野に入れている。
同社は、特にFinTechが一大潮流となり、個人がスマートフォンなどで資産運用を行うなど、さまざまな金融などのサービスを利用する機会が一般化していると説明。しかし、サービス利用時の認証がユーザーにとって負担になったり、ログイン時のなりすましがリスクになったりしていることから、本人認証プラットフォームサービスを通じて事業者がユーザーに負担の少ない認証手段を提供できるようにする。