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日本株展望

米景気好調で利上げ予告--どうなる日本株

ZDNet Japan Staff

2017-03-06 11:34

今日のポイント

  1. 2月の米ISM製造業・非製造業景況指数ともに改善。米景気回復の勢いが増している。イエレン米FRB議長が3月14~15日のFOMCでの利上げを事実上予告
  2. 日本の景気・企業業績にも回復色が強まっており、日経平均は、いずれ2万円台に乗せると予想。ただし、2017年後半は世界的に政治不安が高まり、世界的に株が下落するリスクを要警戒

 これら2点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

米景気回復の勢いが増す、イエレンFRB議長が月内利上げを事実上予告

 先週、米国株にとって重要な2つのイベントがあった。1つは、2月28日のトランプ大統領の議会演説だ。市場に好感される内容で世界的な株高につながった。

 もう1つは3月3日のイエレン米FRB議長の講演だ。「米経済は著しく回復した」と述べ、月内の利上げが適切との見解を示した。3月10日に発表予定の2月の雇用統計が極端に悪くない限り、3月14~15日の金融政策決定会合(FOMC)で利上げすることを事実上予告した形となった。

(1)2月28日のトランプ演説、何が好感されたか?

 内容に新味なく、保護貿易や排外主義の内容を含んでいる点はネガティブだった。ただし、言葉の使い方や演出が巧みで、米国民の団結、米国精神の復活を訴え、夢や希望、弱者への思いやりを感じさせる内容に仕上がっていた。米国民の多くが「大統領らしい」と感じる出来だった。

 金融市場が好感したのは、共和党議員が何度も何度もスタンディングオベーション(立ち上がっての拍手喝采)を繰り返したことだ。伝統的な共和党の考えとまったく異なる大統領が共和党内で孤立する不安があったが、演説中の共和党議員の拍手喝采を見ると、その不安が薄れた。

 議会の雰囲気は「大統領が共和党の協力を得て、思い通りの景気刺激策を実施できる」との印象を与えるものだった。ただし、政策実行にあたり、本当に共和党が全面的に大統領に協力するかは未知数だ。

(2)イエレン議長が事実上の利上げ予告

 イエレン議長は金融政策について、市場との対話を重視し、金融政策の変更を事前に市場に織り込ませる方針を貫いている。2015年12月と2016年12月に利上げをした際も、直前に利上げ実施を示唆しており、利上げ発表当日に市場にショックが起こらないようにしてきた。

 3月3日のイエレン講演は、月内利上げを約束したものではないが、事実上、予告したと解釈できる。

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