アイネットとユニリタは、クラウド市場開拓に向け協業と技術提携体制を構築したと3月2日に発表した。
協業の第1弾として、ユニリタは自社のミドルウェア製品であるシステム運用自動化ソフト「A-AUTO」とETLソフト「Waha! Transformer」の機能をアイネットのマネージドクラウドサービス「Dream Cloud」の中核となる基盤「Next Generation EASY Cloud(NGEC)」上でユーザー企業に提供する。提供される機能はオンプレミス版と同等のもの。
NGECは、ヴイエムウェアが提唱する“SDDC(Software-Defined Data Center)”アーキテクチャを採用しており、パブリッククラウドやオンプレミスなどの複数の環境やマルチデータセンターに対応する。ミッションクリティカルなシステムにも対応可能で、システム移行や運用管理コスト削減の大幅な向上、データセンター間でのITリソースのモビリティ機能の向上などを可能にする。
両社は今後、技術の相互補完と連携体制をさらに強化し、ミドルウェアやITインフラを総合的にユーザー企業に提供していく。また、アイネットは NGECでさまざまなパートナー企業のミドルウェアやアプリケーションを順次稼働させていくという。