Creators Updateでは、目に見えないところでセキュリティの仕組みに関する歓迎すべき変更が数多く加えられるほか、ようやく、ユーザーが特に許可しない限り、ほとんどのFlashコンテンツをブロックするようになる。
このアップデート以降、Microsoft Edgeでは、ほとんどのFlashコンテンツがデフォルトでブロックされる。
しかし多くの人にとって気になるのは、Edgeのユーザーインターフェースに加えられたいくつかの大きな変更だろう。まず、タブのプレビューバー機能が追加され、探しているタブを見つけやすくなっている。また、タブ列の左端に追加された2つのボタンで、一時的に現在表示されているタブ列をまとめて閉じておき(そしてメモリを解放し)、後でまとめて取り出すという操作が可能になる。
Microsoft Edgeの拡張機能は、2016年の「Anniversary Update」でサポートされたが、今のところ「Windows Store」で入手できるのは20ほどで、そのうち6つはMicrosoft製だ。限られた選択肢の中には、人気の高いものもある。例えばパスワードマネージャの「LastPass」や「RoboForm」と、少なくとも4つの広告ブロッカーは、かなりのヒットになっている。
Microsoftは、次期リリースで「Microsoft Edge拡張機能のエコシステムとプラットフォーム」を拡大すると説明している。最近投稿されたブログ記事によれば、Creators UpdateのEdgeで拡張機能を開発する開発者は、「お気に入りや、PC間のローミングデータへのアクセス、インストールされているほかのアプリケーションと安全に通信する機能」を含むさらなるAPIが利用できるようになるという。また、「Microsoft Edge Extension Toolkit」もアップデートされ、他のブラウザの拡張機能を移植しやすくなる。
新しくなったデバイスセットアップオプション
個人的には、デバイスの追加に新しい統一インターフェースを導入した、名も無き英雄に拍手を送りたい。これまでデバイスを追加するためのインターフェースは、Bluetooth、Miracast、その他の方法など、種類によってバラバラだった。これらは今回、「設定」の「デバイス」という項目の下というあるべき場所に収められる。
新しくなった新規デバイスの追加インターフェースは、複数のデバイスタイプに対応している。
ユーザー体験の改善
今回のアップデートには、Windowsのユーザー体験に対するいくつかの小さな修正が含まれている。劇的な変更は1つもなく、ユーザーが困るような変更はまったくない。