Cisco Systemsは米国時間3月7日、同社のハイパーコンバージドインフラ製品である「Cisco HyperFlex System」の統合機能をさらに強化するとともに、次世代テクノロジのサポートを追加していくと発表した。
今回の発表に先立つ2月、Ciscoの最高経営責任者(CEO)Chuck Robbins氏は2017会計年度第2四半期決算報告で、HyperFlexの立ち上がりが緩やかである点に触れ、以下のように述べていた。
「ハイパーコンバージド製品について述べると、もう少し迅速に市場に浸透していってほしいと思っている。最近、一部の機能を支援するソフトウェアをリリースしており、この分野でさらに機能を追加するいくつかのソフトウェアのリリースも予定している」(Robbins氏)
これらの新機能については、今回の発表で概要が説明されている。それによると、2016年にローンチされて以来、1100社の新規顧客を獲得しているHyperFlexは、ハイパーコンバージドクラスタ向けの分散ファイルシステムである同社の「HX Data Platform」と統合されているという。
HyperFlexの最新リリースでは、大容量のオールフラッシュノードに対するサポートと、40Gbpsの「Cisco Unified Computing System」(Cisco UCS)ファブリックネットワーキングに対するサポートも実現される。またプラットフォームの管理は、アナリティクス機能と、スタンドアロンのHTML5インターフェースを搭載した「HyperFlex Connect」によって行われる。
その他の特長については以下の通りだ。
- アプリケーションと保存データ(data at rest)を保護するためのネイティブなレプリケーション機能
- ハイブリッドクラウドの配備に向けた「Cisco ONE Enterprise Cloud Suite(ECS)」の「Cisco CloudCenter」(旧称:「CliQr」)との統合
- IaaSに向けたオーケストレーション機能
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。