オデッセイ、RPAテクノロジーズ、SAPジャパンの3社は3月10日、RPA(Robotic Process Automation)サービス「HRRobo For SAP HCM」を提供開始すると発表した。
HRRobo For SAP HCMは、オデッセイがRPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo」を活用し、SAPジャパンの人事管理製品「SAP HCM」を利用した人事業務をロボットに代行させ自動化する。
RPAは、これまで人間のみが対応可能とされていた作業を、人間に代わって実施できるルールエンジンや人工知能(AI)、機械学習の仕組み。人事関連でいえば、給与計算業務では、これまで社員が手作業で実行していた入力、検索、集計、検証、登録などの作業を代行させることで業務を効率化し、ミスなく処理することが可能となる。
オデッセイによると、事前に実施した業務フローベースでの適用分析では、SAP HCMの人事給与業務のうち、約70%以上の操作と運用がロボットで代行可能という結果が出ているという。そこで、同社のSAP HCM用テンプレート「Ulysses」のオプションとして代表的な作業をロボット化した。
シェアードサービスセンターで大量の業務処理を対応していたり、人事業務をアウトソーシングされている企業に効果的だという。また、HRRobo For SAP HCMは、メールシステムや、ルート検索サイトなどの関連するシステムやウェブサイトと連携した処理機能も搭載されている。